続・怠け者の賛歌
2007.2月某日作成。 ネタの投下をメインにヲタクな小話とか雑記とか(本館夢サイトと別館二次創作サイトで共有中)
Bon voyage!
唐突に思いついた第二段。
西尾維新「戯言シリーズ」の零崎一賊な夢主人公inアビス。
キャラとの絡みはまったくありません(おい)
ちょっと殺伐。
リクのネタが思いつかなくて気分転換してみました。
ではどうぞー。
西尾維新「戯言シリーズ」の零崎一賊な夢主人公inアビス。
キャラとの絡みはまったくありません(おい)
ちょっと殺伐。
リクのネタが思いつかなくて気分転換してみました。
ではどうぞー。
わけも分からぬうちに辿り着いた世界は明らかにファンタジー色溢るるところで、まぁぶっちゃけRPGちっくだった。兄弟と友人に倣ってボクもそれなりに漫画とかゲームとか……そーゆーもんにはちょくちょく手を出していたので、突き落とされた先のこの場所で生活することに大した抵抗感は無い。ちょっとばかし、あの便利な生活が恋しいようなそうでないような、そんな気がするけど、慣れれば快適そのものだ。
さて此処はエンゲーブと云う、いわゆる農作物を主な出荷品として取り扱っている分かり易い農村だった。農村農村と侮る無かれ、この村がうっかり滅びようものなら、この世界の食糧問題にダメージを与えられちゃうくらいすごく重要な場所だったりするんだこれでも。
うーん、好奇心でぷちっと潰してみたい気がしなくもないよ。しないけど。
で、ボクがお世話になっている村の顔役ローズさんは、絵に描いたような良い人で、ある日突然現れたボクを拾って食べ物を与えてくれちゃったりなんかしたお人好しだ。お人好しは嫌いじゃない。殺人鬼よりずっと上等な人種だ。お人好し結構。だからってボクは殺人鬼を辞めるつもりもないのだけれど。
行くアテもないので、ボクは彼女から仕事を貰って、この村で生活している。こう、牧歌的っていうの? こういうのってボクにはあんまり合わないと思うんだよね。まぁ兄さんはもっと合わないだろうね。想像しただけでうっかり吐き気なんかしちゃったよ、あはは。今度遭ったら二三発殴っておこう。どうせ今日も元気に弟のストーキング行為に励んでいるのだから。
ああ、それにしても退屈なんだ。ローズさんとの暮らしも、この村での暮らしも、悪くはないんだ。けれど良くもない。ううん、良くない割合の方が多いかもしれない。それって結局悪いのかな。まぁ、どっちでも良い。ボクが退屈なのはきっと、楽しいことが何も無いからなんだ。血湧き肉踊るようなあの殺し合いとか、殺し合いとか、殺人とか、殺し合いとか。主に殺人だ。なんてったってボクは殺人鬼だから。
どうすれば良いのかな。ローズさんにはお世話になったから、出来れば殺したくないしね。普通は殺されて恨みこそすれ感謝はしないだろう? ボクは好意を殺人衝動で測る人種だからあまり参考にはならないかもしれないね。
あああ、退屈だ退屈だ退屈だ退屈だ退屈だ退屈だ退屈だ退屈だ退屈だ退屈だ退屈だ退屈だ退屈だ。
なにか面白いことないかなぁ。
――それは、エンゲーブにルーク達が訪れる、ほんの三日前の話。
(かなりキてる主人公だなこれ。)
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